ぴらにやスターの見せびらかし雑記帳

ぴらにやカフェで起こる様々な出来事を語ります。

ぴらにやギャラリー完全終了しました。

 とりあえず、ぴらにやギャラリー完全終了いたしました。

 今後、公募のほうは一切行いません。

 ボクのほうから依頼する形での展示はありますが、応募や売り込みなどはお受けできません。

 イベント等は従来通り行っていきますので、こちらの売り込みは歓迎します。

 

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 展示の公募を辞めてしまうことは、お客さんの来店動機のひとつを失うわけで、痛い決断ながら、カフェギャラリーの限界が見えたこととボクの精神的疲弊を考えた末の選択で、ぴらにやカフェで展示を検討していた作家や展示を楽しみにしていたお客さんには申し訳ないです。

 思えば、開店から一か月後の多分最初の常連客イケダさんの友人の影村さんの「廃墟写真展」からぴらにやギャラリーはスタートして、4年の間にさまざまな作家さんの絵画・写真・雑貨・インスタレーション・その他もろもろ、さまざまなジャンルの作品を展示してきたわけですが、当初より、自己顕示欲のかたまりのようなボクの性格を知る小学校以来の盟友アラビアン吉田はギャラリーの早期崩壊を予言していたし、他人の作品にまったく興味がないボクが作家支援で展示場所提供をしたところで、ビジョンも何もないわけで、正直なところ、4年もよく持ったなあと言えます。

 使用料無料で常駐の管理人(←ボクのことね)がいるギャラリーなんてものは、作家側から見て、大変使い勝手がよかったと思われますし、店側も作家の作品を見に来るお客さんから飲食代をいただけるわけで、ギブアンドテイクが成り立っておりましたが、作家側の思惑、店側の思惑が微妙もしくは大幅にずれる時もございまして、それが少しずつストレスとなり、やめる方向に針が振り切ってしまいました。

 ギャラリーがギャラリーであるための前提条件はまず場所の保持、つまりは家賃や光熱費などの捻出で、来場者の飲食代からの利益がこれにあたります。しかし、作品観覧しに来ただけとの理由で飲食を拒否されたり、時間がないので後日飲食しに来ますという来場者(ほぼ100%後日来ないw)が結構な数いて、中には集客装置として作家を利用するなとか言われたりもして、ボクにしては割と善意でやってることが否定されることもあって、今思えば、レンタル料をきちんと取るシステムにしとけば展開が少しは違っていたかも知れません。

 もうひとつ、飲食店併設のギャラリーとして問題になったのは、来場者の差し入れで、花とかならいいのですが、食べ物系はちょっと困る…、さらにひどいのは生ケーキの差し入れで、皿とフォーク貸してくださいなどと笑顔で言われた日にはもう…、雰囲気壊すわけにもいかんので貸しましたけど、心の中では泣きました。

 

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 終了にあたってひどい面ばかり書いてしまいましたが、楽しさのほうが上回っていれば、続いてるわけで、それなりの理由があっての終了でございます。

 また、上記の理由は、経営者視点で書いてるもので、アーティスト視点での終了理由とは異なります。

 展示してくれた作家さんは、そういえば、ぴらにやカフェで作品を展示したこともあったなあと思い出にしていただければ幸いです。